多様なクラスタの代表が己のクラスタの幸福の増大を目指しつつ連携をはかる政治

ツイッターにしたツイートをここで一回まとめます。

①端的に俺がいま望んでることは、日本医師会支援の医師政治家がいるように、音楽業界、現代アート業界、建築家業界、出版業界、エンターテイメント業界(映画とか俳優)、ダンス業界、学生とか院生の界隈とかがそれぞれ議員を送り込んで、自分たちに都合のいい政策が通るようにネゴシエーションする

ワタミの人が「人々の幸せのために」、俳優とかの候補が「国のために」とか言うんじゃなくて、「飲食業の発展のために(規制緩和とか)」「アメリカのように街中で映画撮影などしやすくする」「俳優や脚本家のための政治家になる」とかなら、うおー!!頑張れ!!って俺は言いたいのにな。

多様なクラスタの代表としての議員が、自分のクラスタの幸福の増大を最大の目的として活動し、その意図や活動内容が国民にとって明示的であること。また、その議員の活動が同クラスタ内にどのように受け止められているかを報道が拾うこと。これが一番政治に望んでいることだわ。わかった。

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④こうなってくると明らかにすべきことがでてきたぞ。アーノルド・シュワルツェネッガーの公約に俳優や脚本家のために立てられた政策はあったのか、バルガス=リョサがペルー大統領に立候補した時に文化的な施作にどのように取り組もうとしてたのか調べてみなければならない。

⑤あとは、現在立候補中のアントニオ猪木が政策に何を掲げているのか、大仁田厚は議員時代に何をしたのか、神取忍は何をしているのか。大仁田厚がプロレス業界のために粘り強くなにかの政策を実行しようと法律を通したりしていれば、先程の俺の立論は木っ端微塵に粉砕される恐れがある。調べねば。

⑥あとは東京都知事に立候補した黒川紀章の公約も調べてみよう。

美大の教授やキュレイターなどがかつて日本の選挙に出馬した事例を知っている方がいれば教えてください。

などとツイートしました。いまの政治家を見ていると、同じようなことしか言ってなくてガッカリするんですよね。そりゃ、幅広い世代・関心層から支持をあつめたければ、言うことは「これまでに投票者が聞いたことがあって、反発を覚えないもの」が馴染みのいいのはわかります。でもそれをいつまでも続けていたって仕方がないともおもうわけで。
日本医師会や農協、労組などを支援団体として議員が当選していたりするわけです。彼らが意図を持ち、自分たちが支援する議員を当選させる過程は当然です。それが彼らにとって有益であるからです。きっと、支援してくれた団体へ何らかの利益があるような施策をできるように努力するでしょう。
ここで私が問題だと思うのは、「己の団体に利益を誘導しようとする人々に偏りがあること」です。
既に利益を己のクラスタに還元させたい!という方々を責めたいのではなくって、ほかのクラスタも議員を送り込んで都合よくしていくために、法律など通すべきだと思うんですね。

そのように、多様なクラスタの代表が選出されて、それぞれの利益増進、もしくはそれぞれの分野の改善を求めて法律が通ったりする姿が継続されれば、やはり国民みな何らかのクラスタに所属しているわけですから、投票するし、その意味も明白になる気がするんですよね。


ということが言いたかったことです。
ここから先は調査した結果を、随時更新していくかたちにします。

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黒川紀章の公約。都知事選立候補時(2007)に15の公約を掲げている。本記事に関係あるものを太字にしてみた。

1) 石原都知事が立候補を辞退しない場合には、都知事選に立候補する。
2) 無所属(どの党からも、推薦されれば受ける)で出馬。
3) 1期のみ
4) 無給、官舎(公館)公用車は使用しない。
5) 石原都政の良かった点は、当然継承する。
6) タレント知事の乱立(すべてが悪いわけではないが)に歯止めをかけたい。
7) 都知事の期間、KKAA((株)黒川紀章建築都市設計事務所)は都の計画や設計を受注しない。
8) 東京オリンピック中止
9) 都を区中心の多核型の都市として活性化する。
10) 一部の首都機能の移転を積極的に支援し、都心に再開発のタネ地を将来のために確保する。そして緑地率を高める。
11) 東京を金儲け主義の投機から守り、文化と経済の共生を目指す。
12) 傲慢な態度ではなく、都民と対話し、都民の声に耳を傾ける。
13) 議会(民主主義)の重視
14) 中米露との関係重視
15) 知事のリーダーシップ確立、側近政治はおこなわない。