2012年7月

ネットの契約がきれてバイトをやめて恋人ができてフラフラしていたら7月ももう終わりである。
引っ越して半年が経ちました。
昨日からある会社(コネクトフリー)でiPhoneのデザリングのサービスがはじまって、やっとこさPCからネットが使える環境ができたので久しぶりに日記を書いてみる。

落語関係の本をしこたま読んでおりました。あと寝る前に一席きいています

21世紀の落語入門 (幻冬舎新書)

21世紀の落語入門 (幻冬舎新書)

落語を聴かなくても人生は生きられる (ちくま文庫 ま 44-1)

落語を聴かなくても人生は生きられる (ちくま文庫 ま 44-1)

↑このアンソロジーは画期的。mixi日記とかtwitterを普通の論考に混ぜて配置してあります。電子書籍ブーム以後「中国化する日本」と並んで最も電子書籍らしい紙の本。
古典落語CDの名盤 (光文社新書)

古典落語CDの名盤 (光文社新書)

落語評論はなぜ役に立たないのか (光文社新書)

落語評論はなぜ役に立たないのか (光文社新書)

なんも知らんのでこっから。

それにしても、今年なってから歌舞伎、落語と伝統芸能にハマっておる



那覇潤さんといえばこれ必聴。小学生に聴かせたら人生変わるだろうな。勉強する意味を問われるから

思想地図βの新刊がでました。

日本2.0 思想地図β vol.3

日本2.0 思想地図β vol.3

中森明夫の解説に魂がこもってました
キャラクターズ (河出文庫)

キャラクターズ (河出文庫)

水道橋博士の解説が載っている。町山さんとの出会いから、夢想する現場まで。
アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲 (集英社文庫)

アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲 (集英社文庫)

ばるぼらさんの新刊がでました。研究と銘打っているだけあって初心者の自分には情報量の多いただの本です。

岡崎京子の研究

岡崎京子の研究

いがらしみきおの新刊がでました。

I 2 (IKKI COMIX)

I 2 (IKKI COMIX)

こちらにもカラーの超かっちょいいいがらし作品が載ってます。 鹿島茂呉智英の対談とか最高ですわね。
フリースタイル19 文化とは何か(大人の雑談)

フリースタイル19 文化とは何か(大人の雑談)


ズッコケました。入場者が少ないのはこのパフォーマンスの残骸によって入り口が分かりにくいのが要因な気がします。
アクションなき「具体」──世界美術史の中の「ニッポンの前衛」(「『具体』──ニッポンの前衛 18年の軌跡」展レビュー):フォーカス|美術館・アート情報 artscape
こちらの展評は素晴らしい。

芸術実行犯 (ideaink 〈アイデアインク〉)

芸術実行犯 (ideaink 〈アイデアインク〉)

イデアインクは出版をどうするんでしょうか。


山伏と僕

山伏と僕

読みました。
那智の滝、登山家ら登る 宮司「ご神体に、けしからん」 - 社会
びっくりしました。
野口さんが怒りました

みんなの家。建築家一年生の初仕事

みんなの家。建築家一年生の初仕事

幻想都市風景

幻想都市風景

光嶋裕介さん、どちらの本もオススメです。

街場の文体論

街場の文体論

ぼくの住まい論

ぼくの住まい論

内田先生の新刊。どちらも読みたいけどカネがねええ。

ライブハウス「ロフト」青春記

ライブハウス「ロフト」青春記

むちゃくちゃ面白かったです。
平野 悠(Rooftop2012年6月号)「創始者が自ら書き綴ったライブハウス「ロフト」の軌跡」 - インタビュー | Rooftop

私のいない高校

私のいない高校

読みました。退屈だったけど挑戦的です。
述 4号(2011 January―近畿大学国際人文科学研究所紀要 特集:文学10年代

述 4号(2011 January―近畿大学国際人文科学研究所紀要 特集:文学10年代

あわせて、岡和田晃青木淳悟−−ネオリベ時代の新しい小説」とか青木淳悟論をいくつか読んでみたけどピンとくるものはなかったな。近畿大学国際人文科学研究所紀要はなかなか凝っている。今号も、小泉義之らが参加した座談会がよかった。前号では岡崎乾二郎プラトンの『国家』を語っていた。

シンポジウム「見えない世界と遊ぶ術」のustアーカイブが残っている。→ 講演「新潟アースダイバー入門」講師:中沢 新一(思想家・人類学者)
「グリーンアクティブは緑のロビイストです」中沢新一氏インタビュー
どうなったんだろうなあ。

これは予約しました。

ハクティビズムとは何か ハッカーと社会運動 (SB新書)

ハクティビズムとは何か ハッカーと社会運動 (SB新書)

ダークナイト 特別版 [DVD]

ダークナイト 特別版 [DVD]

テレビの洋画劇場で放送していたのでいまさら観ました。ジョーカーがすごすぎるね。

BRUTUS (ブルータス) 2012年 7/15号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2012年 7/15号 [雑誌]

これをお供に。町山さんも論考を寄せてる。


そして31日には、『ダークナイトライジング』にも!たしかにそこまで面白くはなかった。他の方も指摘されているが話が荒唐無稽で論理に一貫性がないし、敵役のベインに魅力がないんだよね。前作がジョーカーという強靭な敵に支えられていたことを考えると、ベインの裏にいた黒幕の最後も微妙。競技場のシーンや裁判のシーンもあるのに、市民の感情も見えにくいし。執事のおじいちゃんとはもっと関わって欲しかったし、ロビンについては潔くまとめたとも言えるんだろうけどあと少し欲しかったかな。ウェインが生きてたって言われてもなあ。

ダークナイト』→『インセプション』→『バッドマンビギンズ』→『ダークナイトライジング』とクリストファー・ノーランを立て続けに。青木淳悟や、トーマス・ダマンドと比較したい。ユリイカ斎藤環が書いていたが、資金を注ぎ込んだ一連の作品によってハリウッドの心理主義の脱皮を成功させたといえるだろう。主役のクリスチャン・ベールは『太陽の帝国』のジェイミー少年なのね。アン・ハサウェイは大好きだけど、本作ではそれほど魅力的に見えなかったんだよな。お尻も別に。

TBS RADIO ネタばれ注意!ダークナイト批評!【前編】 (ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)
TBS RADIO ネタばれ注意!ダークナイト批評!【後編】 (ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)
TBS RADIO ザ・シネマハスラー「インセプション」 (ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)
フラクタルな映画 「ダークナイト」のアニメ並みに制御された画面構築力について - 伊藤計劃:第弐位相

別冊映画秘宝アメコミ映画完全ガイド ダークヒーロー編 (洋泉社MOOK)

別冊映画秘宝アメコミ映画完全ガイド ダークヒーロー編 (洋泉社MOOK)

柳下毅一郎さんの『ダークナイトライジング』評が。
バットマンvs.ベイン (ShoPro Books)

バットマンvs.ベイン (ShoPro Books)


こんな秘密が。


つまんなかった。役者はめちゃくちゃいいのに。漫画原作を著者が病床にいてあまり脚本段階でいじれなくて、こうなってしまったというかわいそうな面もあるのだろうけど。リリコがレズ行為に走る様などは、邦画においては画期的に感じた。寺島しのぶがうまいんだもの。

他でいうと、TVBros. 2012年7月21日号がよかった。
土屋敏男日本テレビ)×吉田正樹×杉本誠司(ドワンゴ)」「藤井健太郎(TBS)×高橋弘樹(テレビ東京)」「嶋 浩一郎(『ケトル』編集長)×藤井直樹(『Quick Japan』編集長)」「速水健朗×九龍ジョー×雨宮まみ×橋本倫史」「指南役×川田十夢(AR三兄弟・長男)」面白い対談鼎談もりだくさん。

サンガジャパン Vol.10(2012Summer)

サンガジャパン Vol.10(2012Summer)

サンガジャパン最新号。山形浩生×大田俊寛対談の為に購入。この業界の「業界人」が何の説明もなくじゃんじゃん出てくるのでそれだけで楽しめた。
SYNODOS JOURNAL : オウム真理教とアカデミズム 大田俊寛

ニコニコ美術館「『真珠の耳飾りの少女』をみんなで鑑賞!」生中継 in マウリッツハイス美術館展
案内人は、山口晃。作家が画をどう視ているか、目の前でみせてくれるのがよい。跳んだり(!)、隠したり、入射角を変えたり。それは番組台本の妙でもあると思うのだ。余白をあえて作る(各部屋で時間を設ける)ことで、その時間を埋めようと作家が試行錯誤する。その瞬間、見たかったものがみえたりする。

フェルメール 光の王国 (翼の王国books)

フェルメール 光の王国 (翼の王国books)

すゞしろ日記

すゞしろ日記

『UP』に連載されているすずしろ日記。発売元は羽鳥書店

第34回講談社ノンフィクション賞に輝いた安田浩一さんの「ネットと愛国 在特会の『闇』を追いかけて」。単行本のもとになった連載はここで読める

ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて (g2book)

ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて (g2book)

こういうことが出来る人は本当にかっこいいんだ。
國分功一郎のパンフレット


最近は大黒摩季ばかり聴いています。落語と大黒摩季です。
でわ、また来月に。